2013年1月29日火曜日

PET-CT

 今日は山王メディカルセンターでPET-CTだった。
PETって可愛くもなくて、がん細胞はブドウ糖の消費も激しいので、ニセブドウ糖を飲んで放射線で測定するとガンらしき部分が輝く?というもの。 CTは同時に体の位置を測定するためだそうだ。

 最初に受けたのが2003年ぐらいの宇都宮セントラルクリニックで、当時はPETの施設が少なくて予約が取れずに宇都宮までドライブした。 それから四谷メディカルキューブというセコムの施設と東大22世紀先端医学で何度か受けたことがある。 山王病院の近所にあるこの検査施設でははじめて。

 でもPETはどこも同じ。 ニセブドウ糖が体内に循環する一時間ほど隔離された小部屋で「脳が興奮しないように本もメールもだめ」10年前はメールダメとも言われなかった。ポケットにメールが入ったのはこんなに最近なんだ。。

 終わって六本木ヒルズで買い物して帰る。 その前に銀行で振込しようとしてたのが気が変わった。
なんせ交通違反の振込だ。

 なぜか先週に二回も切符をきられた。 新宿大塚家具の駐車場に行こうと右折したら自転車警官がいた。 土曜日の深夜には渋谷区役所を右折したら赤信号違反だと言われた。 同乗者を送る途中なのはいやなものだ。

 今週はなぜかエラリー・クイーンを読みなおした。「ギリシャ棺の謎」「十日間の不思議」「中途の家」「エジプト十字架の謎」「厄災の町」・・二度目だから覚えてる所は飛ばしたがクイーンの推理はすごい。 頭のいい人といるのは気持ちがいいものだ。

2013年1月15日火曜日

雪に祝われた閉店

 秋葉原にあるメイド喫茶を日曜で営業が終わった。
月曜の成人式では有志の歴代のアルバイトが来て片付けと送別会だった。

 10年ぶりの東京の雪が本日にふさわしい心情風景だろうか。

 15時から集合だが、午後にはどうしても降雪が止まらない。 スタッドレスタイヤ履いてない車では無理なようだ。
私はこの10年地下鉄に乗ったことがない。 路線も切符もわからない。
駅員に聞きながら末広町までたどり着いて雪の中を歩く。

 店に入ると、この天候にしては予想外のキャストが来てくれている。
送別会といってもこの雪でケイタリングも頼めない。

 幸い次の借りてが居抜きで入居してくれるので造作も家具もそのままでいい。 こんな内装の店をどう改造して何に使うのか、まだ知らない。

 だから棚から荷物を出してみて、持ち帰れるものや、色紙や寄せ書きなどを回収する。

2007年2月から約6年間。 いろいろな思い出が後頭部を横切る・・

 予定の采配のミスでオープン当日の午後に成田からラスベガスに行かないといけない。  スタッフには迷惑をかけた。
 それから有名人が来店してくれたり、取材を受けたり、イベントをしたり、、ストーカーに悩まされたり、迷惑客を何人か出入り禁止にした。
 それ以外はたいした事件も事故も大問題もなく、とても平穏な日々だった。 何かが起こって急いで店に行かないといけない、ということは一度もなかった。 まったりした六年間だった。

 その間に多くのバイトが学校を卒業して店をやめて新しい世界に巣立っていった。

帰り道、雪の中を歩きながら頭の中では思い出だけが回っている。

雪がとまらない。メルヘンな歌舞伎町。
有志のバイトと元バイト。
店の前の駐車場に車がいない。
最後の記念に。
無事に帰って。
閉店の心情風景。