年齢によるのだろうが、
私なら一番おかしく感じるのが1990年前後の小説。
その少し前に綾辻「十時館の殺人」からの新本格ミステリとか。
これらでの鍵は登場人物誰もがケータイもパソコンもないこと。 検索もメールもない。
若い読者はどう思ってるのだか。父母の若き日を想像しながら読んでるなら、これも親孝行なドラマか楽曲なのかな。
ジョン・レノンのように想像してみよう。 誰からも自由で、差別のない世界を。 憎しみも、怒りも、嫉妬もない社会があるだろうか。 誰からも何も要求されないし、誰にも無理を言わなくていい世界。 皮膚にも耳にも目にも嗅覚にも負担のない時間が。 清潔で否定的な感情を刺激しない空間。 それだけで、私はもう、あとは何もいらない。 <青山一丁目から赤坂御所を眺望する。下は青山ツインタワーの一部>