2010年12月29日水曜日

iPadは楽器

 シンセサイザーとかエフェクターは無数にありますが、どうやらiPadは映像よりも書籍よりも楽器に相性があるようです。 音楽ならiPhoneか iPodだがこれが楽器だと違う。

 iPodにマイク端子があって横にイヤフォン端子があるので、てっきり入力と出力だとばかり思っていたが、このイヤフォンは出入力に対応していました。

 iRigというアクセサリーがあって、iPod(イヤフォン端子)とコンポジ出力(赤と白の音声ライン)と標準プラグ(ギターとか鍵盤楽器)をY字型につなげるものです。 これで楽器とアンプ/スピーカーの間にiPodが入ることになり、アプリをエフェクターにできるもの。

 iPodアプリの楽器があればミキサーにライン接続できるし、複数のiPodで、一台をミキサーや録音アプリにするだけでCD制作までできるのでしょうね。

 品質はともかく音声出力は簡単になってるようですが、もっと単純にプレゼン資料を外部モニターとかプロジェクターに出力するのは障害があるようです。 サファリ経由にするしかない?

 カバーに端子とかキーボードとかタブレット入力とかを組み込むことで拡張性はまだまだあるのでないかな。

2010年12月27日月曜日

人混みにまいる。

 金曜日は東京ミッドタウン歯科でインプラントに仮歯を埋めてもらって年末年始対策に。 ここも混んでいて時間がかかる。 あと表参道で食事だがかなり遅れてしまった。
 しかし人混みがすごい。 たぶんミッドタウン開設以来の集客じゃないかな。 急いでいるのに人の渋滞でそれだけで私は疲れてしまった。

 今日はさすがに六本木でも原宿でも若い男女でいっぱい。 着飾って濃いめのメイクの娘たちが輝いてる。 服装とか撮影のフラッシュが多いのでたぶん遠方から来てるのだろうか。
 車寄せでは今夜はディスパッチャーもサンタに交代してもっているらしい。

 疲れて酔って自宅に帰ると、シャツのままソファで寝てしまった。 その直前に途中まで観たのがトム・ハンクスが実質に監督兼主役四人兼任というとんでもない映画の、2010年3Dブルーレイ版。この日まで数週間そのままにしておいた、3D版の「ポーラー・エクスプレス」だった。 そうそう3Dは映画も家電もマスコミも、はやすわりにまともなコンテンツ少ないのだけど、この4年前の上映に関わらず立体感はすばらしい。   写真が揺れてるのは3Dでもあるけど、酔ってるためです。

2010年12月19日日曜日

メロトロン・レジェンド

「メロトロン・レジェンド~チェンバリンとメロトロンの数奇な物語」というドキュメントDVDの試写会で、監督(北欧系の若い美人)の上映前挨拶から、試写、トークショーの構成。

渋谷のはずれのアップリンク・ファクトリーというレストラン奥の60席ほどのスタジオ。

 トークショーは井上誠(元ヒカシュー)と高宮洋史(東京メロトロンスタジオ)が、井上さんが編集したCDを回しながらの雑談。あと、舞台に展示しているメロトロンM400のテープ交換するパフォーマンスや実演が楽しい。ここではフルート、混声コーラス、ストリングス(3バイオリン)の構成。

 客層は、土地柄か、意外と若くておそらく私が最長だ。プログレのマニアがほとんどでオタクだがおとなしそうで若い女性も多い。

2010年12月11日土曜日

すきやばし次郎

 ミシュラン東京版も4年目で、今年も三星を取った寿司のすきやばし次郎こと小野二郎さん。大正14年生で今年85歳。しかし月曜から土曜の昼までカウンターに立って握る。 私の父は大正15年=昭和元年だが絶対無理だろう。 さすがに少し耳が遠いようだが、背筋を伸ばし、よく動き、潔癖症なほど清潔なのは素晴らしい。 

 客席は10席のカウンターと最近は使われてないテーブル席が三つ。満席でも10人の客に対して、二郎さん、長男、サブ、丁稚が二人の五人。 ほとんど言葉による指示もなく、空気を読んで?たまに手振りだけで全体が機械のように流れていく。

 今日は年に数回もない、ヒゲの料理評論家の山本益博さんの食事会という場。おそらく普段は会話の少ない緊張した雰囲気の中で、今日は特別に、マスヒロさんのネタとか二郎さんや店の経歴の説明が一時間にわたり続く。 ミシュランの黒幕とか評論姿勢に批判もあるマスヒロさんだが、ふだんのすきやばし次郎と違う特別感もあり、客層もあるクラブの会員だけに和んだ雰囲気で楽しめる。 土曜の11.30からと13.00からの二部で貸切になっている。

 冬のおまかせの20貫は、かれいやすみいかなど白身から始まり・・赤身、中とろ、大トロが続き、甘いくるまえび、はまぐり、から軍艦巻きが三貫、海苔巻きからデザートのような玉子で終わる。寿司にも会席料理やフレンチのような物語にしているそうだが、形がカプセル状の寿司20貫だけに明らかに分り易く、それ以上に見た目が宝石のように輝き、舌の溶けていく感覚が忘れられない。

 長男は進行、たまに握り、仕込み、築地の仕入れをこなし実質は銀座の店長。次男は六本木ヒルズの支店の店長。 ヒルズ店では二度食べたがあまり記憶ないけど、今夜の夢にも出てきそうな味だ。 

 やはり世界一の寿司職人というか人間国宝に握ってもらったという自己暗示もあるのだろうが、味音痴の私でも盲目でもわかる・・気がする。 価格はそれなりというか高いのだが、毎週という訳でなければ、後悔しない体験だ。



 文化女子大学の卒業記念ステージ(劇風のファッションショー)

金曜日の最終回。
映画「浅草堂酔夢譚」の荻野監督が演出・指導で、私も招待された。

 ちなみに先週にモナコ映画祭にクロージングで出展(審査の直前の上映)され、「Independent spirit award」授賞。娘役の田村愛が主演女優賞、父親役の堀川りょうが主演男優賞を授賞。 グランプリは取れなかったのは残念ですが、よりメジャーな映画祭での奮起を祈ります。

 今年は武蔵野音大のさらに全面協力とかでオーケストラ級の学生が観客席の後方を埋めている。われわれの隣が打楽器で、ティンパニだけで6台もあり、病み上がりの腹に響く。

 踊り、照明、効果音、舞台効果などはとても進化している。自由に配役できれば金を取れるものになれるだろう。進行も早く、時間が早く感じる。