2011年1月30日日曜日

ストーカー

去年からストーカー行為の相談事を受けることがある。
それより自分でも体験を。したわけじゃないけど。

直接的なストーカー被害はいくつかはmixiに書いたのだが、今夜は別の話を。
(mixiで書いたのは1.個人的な話と2.関与する女店長へ3.法人的な老ストーカーの話だったが)

今から書くのは別の最近の話です。
1.私が関与する店での先週はじまった女性従業員が元カレ(これは妄想でなく本人申告)から受けた話。この店では何回目だろうか。これはmixiが現場で、聞くうちに萎えた。
2.以前からのその店での頭のおかしい元客の勘違いな電話で、関係ないスタッフまで精神的に落ち込んでいること。(これは古い有名な妻子持ちの妄想患者)
3.先々週に、弁護士間の交渉が終わって終わらせた話。

 実は 4.先週には法人的な老ストーカーの噂(これが一番ひどい)を聞いたのだが、今は書けない。老舗企業の70代半ばの元社長。私は複数の証言と証拠を持っています、お互い「調査」しあいましょうね。あなたの晩節を磨いてあげます。

 つい感情的になってしまいました。いや今日の話は3.をするつもりだったのだが。。
ある以前に知り合った声優さんの話。 彼女は何年も前に地方から出てきて顔を歌もいいけど、東京ではそれで有名になるものでもない。そんな頃に私の自宅で深夜眠れなくて、「声優は知らないけど女優ならこんなのが参考になるんじゃない」と言って、DVDの「Wの悲劇」を二人で観た。

 女優志望の若い女性(薬師丸ひろ子)が事件に巻き込まれて、それでも主役を欲しさに醜聞の代理役になる。その記者会見のあと、辛い気持ちの恋人は薬師丸ひろ子のアパートの階段で待っていた。 まあ脚本としては、傷心で、でも信じられない彼はいつ帰るか分からない薬師丸ひろ子を待っているという設定。

 数年前のあの夜、それでも20年前の映画なのだが決定的に変わっていたのがストーカー行為だだ。 私を含めて失恋する男性はいくらでもいたが、ケータイもネットもなく、貧乏で若い人個人が車を所有することもなかった時代には、悶々としても何もできなかったのだろうね。 電話しても郵便を送っても父親が見るのだろうし。 脚本家も当然に「揺れる気持ちを押さえて恋人を信じていつ出張先から帰るか分からない薬師丸ひろ子をアパート下の階段で待つ熱愛の男」のつもりだったのだろう。
 が!その場面で声優志望の彼女は切れてしまった「これって!ありえない!こんな映画もういい!」彼女は以前にストーカー被害を受けていて何度も相談に乗ったつもりだが・・ 私は理解してなかった。
 それで深夜なのに彼女は帰ってしまいカノジョではなくなった。

 その後に彼女は俳優事務所に所属し、ブログを見てると(これって私もストーカーか)「いまレンタルでWの悲劇をみました」とあり「そうか」って メールしたり食事する関係に。

 ところが去年「困っているので」  彼女はプロ野球団の広報とか、ある政策を普及する公益法人のキャストになったが、以前の事務所マネージャーから、あいまいな契約書しかないため脅迫されているという。 芸能界はよく分からないね、これじゃダメだろうと思いつつ、相手の弁護士と交渉することになり、ようやく最近「これ以上対応する姿勢はないです」まあ全面解決かな。
 まあ相手のマネージャーが、声優に粘着しているストーカーだと分かったので負ける訳ないのだが。

 女の子にいつまでも粘着する男は哀しい。悲しい。惨め。醜い。寂しい。カッコ悪い。不憫。

そうだ自戒しないと。




 店に粘着して連中(複数になってしまった)勘違いしないように。一度ストーカー行為とか粘着すると二度と戻ったり、復活することはないんからね。

2011年1月29日土曜日

リッツ・カールトン

 半年ぶりに宿泊じゃないがレストランで、行ってみると改装されていた。
かっての洋食のフォーティファイブは手前がアメリカ風、奥がフランス料理に分割され、昨日行ったのはタワーズグリルという手前だけど、いつものスタッフが「福富さん、あれから改装しんですよ。今夜はアメリカンですかフレンチがいいですか」

 少なくとも名前と改装後に来てないことを把握していてくれている。 フロントのウェイトレスも注文のウェイターも。 (宿泊のフロントでなく。私は泊まったことないし)
 そう言えば顔見知りかも。 去年春の東京大学病院の人間ドックで看護婦(看護師というのは単に改正された法律用語にすぎないし差別用語でもない)から記憶力テストで褒められたのだが、半年ぶりの顔と姓なんて、もちろんそこまで自信はない。
 元スチュワーデス(同上)とか元ホテルマン(マンは全て男性を表す用語ではない。なんか話が変わったかも)を使っての研修ビジネスが最近多いが、納得させられる。

 ともかく誰がデザインしたのか、改装の構想は素晴らしい。 私の会社とか店とか自宅まで、何度か設計してくれたデザイナーを越えている。まあ予算が違うのだが当然だが。

 アメリカ料理はタワーズグリルというだけに、優遇して案内された(と思い込みたい)二人の席は、東京タワーを正面に、左手にスカイツリーが見える角の席。 天気がよくて湿度が少なく房総半島の先まで見える。

 料理もいいのでしょう。私は味覚に自信ない、でも最近は食の薄い私でも、対面でほぼ同じ量食べることは珍しい。飲むのは別だが。 接客もいいし、久しぶりに楽しめました。 
 
 今は会社に近い新宿だけど、やはり六本木それも東京ミッドタウンに帰りたくなった。

2011年1月25日火曜日

妄想本

 しばらく前から歴史SFものという小説のジャンルがある。 今まで読んだことないが週末に本屋でみかけた「大日本自衛軍」野島好夫というのがあった。
 2015年に気象も天変地異も多発し、南米、アフリカ、インドシナ半島、カザフ地方などで戦争か内紛があり、モンゴルにチンギス・ハーンが蘇り中国本土に侵攻し、ホワイトハウスが爆破され、中国共産党書記長が暗殺され、日本の自衛隊が自衛軍に改変されて海外派兵され・・

 そのうち何の落ちもひねりもなく終わる。。という、とんでも本を超えた妄想でしかない内容で。 筋は退屈だけど40分で一冊が読める文体はいい、だけで意味ないけど。これ、かなり脳内に異常があるようだが、兵器の仕様とか政治組織などは妙に細かく、おそらく正確なのだが、話に関係付けもないし、記憶が飛んでいる所もあり、、
ズゴコーン バキューン ゴゴォーーーーーーーッ 
とか劇画のような擬音が連発する。

 妄想を抱いた統合失調症患者の脳内風景が読み取れる。あれらの「困った人たち」の衝動とか言動とかを垣間見れうる「良書」なのかも。

このブログと関係ない話だが 「メンタリスト」でも少し見るだけでは気がつかない、狂気の脳は本人でも、軽い知り合いでも、なかなか気がつかない。 ストーカー行為の被害者とか家庭内暴力でなければ・・
 社会が成熟して激しい競争がなくなればなくなるほど陰湿な狂気が増えるのでしょうね。

2011年1月10日月曜日

予定のない三連休

 土曜はダレスバッグが欲しくなって、銀座ソニービルのライトアップ通販のショールームと鞄の老舗タニザワを往復する。 どちらもメーカーは同じだが、ライトアップは手縫いの焦げ茶で26万円、タニザワは黒の定番が10万円。 しかしどちらも大きすぎる。 ちょうどiPadが入る小型のダレスバッグもあったのだが。 老舗でもiPadケースがもうできているのですね。  結構歩いたけど何も買わず。 別の通販サイトでの黒革のiPadケースにする。 よく考えると私はビジネスバックはいらないのだし。

 日曜はライカX1を買いに伊勢丹メンズ館へ。 土曜は銀座ソニービル近くのライカ直営店にも行ったのだが、伊勢丹メンズ館にはオーストリッチ革がある。伊勢丹限定80台。 でも実物はあまり美しくも手触りもいまいち。 結局は暮れに発売のブラックを買う。 私は前からC-LUX3の白を愛用し、写りはともかく小型軽量なのでいつでも持ち歩ける。 このブログでもここ半年のスナップはこれ。 ただし2008年版のルミックスのOEMで日本製というかパナソニック製らしいムダな高機能というか動画とか撮影モードなど余計なものがある。
 ライカX1はコンパクト・デジタル・カメラとしてはドイツ製で、ライカらしい割り切りで、固定レンズで単焦点、あっけないほど機能が少ないのに、絞りとシャッタースピードは独立したダイヤルが上部に、一眼レフなみのAPS-Cと、所有欲をそそる。

 隣のピカデリーで「アイリス the last」を見る。 前に観た「第五共和国」からの連想で、この韓国の政治ドラマもDVDでつい見ていた。  韓国の安全企画部の傘下の秘密組織NSSという架空組織のTVドラマ。イ・ビョンホンとキム・テヒ(美しい)の不条理な恋愛をからめる政治アクション。
 DVDで全10枚20話の長丁場。さすがに中盤からだれる。しかし韓国のTV番組で北朝鮮をある程度客観視しているのは政治的民度の向上を示している。TVシリーズとしては「24」にも通じる演出とスケール。
 しかし映画版はただのダイジェスト版でしかない。 しかも編集が恣意的で映画しか見てない人はストーリーも分からないだろう。映画での新規性は最後の5分だけの「意外性」だが、今まで何度もドンデン返し繰り返し、それも第一話から続いてるだけに、もはや満腹感しかない。

 月曜日は寝室で大音量でブルーレイ観てたらサブウーファーから異音がする。 このAVアンプを購入したAVACに連絡する。ここは自宅の斜め隣のヒルトン地下で、購入時の担当者が15分後に来てくれた。 前にも別のサラウンドスピーカーも修理したのだが、過剰電圧でアンプに問題あるらしい。こういう時には安いだけで量販店とか通販で買うよりは、専門店で買うほうが安心だ。 「安物買いの・・銭を失う」か。 外車、ホームシアター、上級カメラ、高級家具などアフターフォロー必要な商品は販売員の顔の見える店で買うべきでしょうね。
 スピーカーの問題解決は週明けに持ち越しだけど、とにかく原因が特定されると精神的にいい。


2011年1月3日月曜日

サイコパス

 貴志 祐介「悪の教典」上下2巻で分厚いのだが読みやすい文体で時間はかからない。

一見さわやかで熱心な高校教師だが、だんだんと不可解な行動が。。 自己中心でネガティブな感情しかもたないサイコパスだった。 自分を守るために殺人を行い、それを目撃した生徒も殺す。 それに気がついた生徒も・・・最後は担当クラス全員を殺しはじめる。 というとんでもない展開がえんえんと続く。 サスペンスというよりロープレのような話。

 サイコパスは狂った精神病と違って、普段は常人にも見えるだけにもっと厄介だ。 おかしな言動を批判しても、自分勝手な理屈と意味不明の反論しか返ってない。誰もがだんだん異常性に気がついてくる。 攻撃的な割に小心で、攻撃を隠そうとますます攻撃的になる。


 貴志祐介のサイコパスと言えば「黒い家」で保険金詐欺から、犯人が意味のないストーカーに走る恐怖がある。 著者が元生保マンだけに内情が面白く、生保も損保も半分は詐欺だという。車の任意保険以外は必要ないと思う。 保険金も詐欺師に貢いでいるようなものだろう。 jもっと加入時の審査を厳格した商品を作れば保険料も安いし支払い時にスタッフの負担も少ないのでは。 
 
 映画版「黒い家」は森田芳光監督で大竹しのぶ主演の割に駄作で、演出が悪いのかキャスティングのせいか過剰な演技と本題に関係ない撮影手法や効果音で退屈だった。
 同じ映画でも「青の炎」は二宮和也の演技で余韻が残る。「硫黄島からの手紙」とか「流星の絆」も奥行きのある人物に成り切っている。


 「悪の教典」はこのミス2010でも一位になったのだが、去年はこれというミステリが不作だったせいか。

 貴志祐介はだいたい読んでいるし、大外れはないけど「黒い家」「青の炎」以外は「クリムゾンの迷宮」がお薦めかな。 そう言えばどれも色に関係してる。

 年末年始は帰省せずヒマなだけに連続TVとか小説をいくつかみました。 また書きます。