2010年6月27日日曜日

フォーシーズンズホテル椿山荘

庭園とか周辺の隠れ家感というのは東京でも最高のホテルじゃないだろうか。

ここのスパとフィットネスの会員は日本で最も高価だろう。
リッツ・カールトン東京やパークハイアット東京とでもウラク青山も上回る。
この大風呂は毎日タンクローリーで伊東温泉から運んでいるそうだ。
正直いって私には東京水道局の沸かし湯との違いは分からなかった・・
http://www.fourseasons-tokyo.com/relaxation/spa/

もちろん全体として気持ちいいんだけど。なんども行こうかとは思えないですね。

2010年6月22日火曜日

「スターリン」

「スターリン 赤い皇帝と廷臣たち」(上)(下)  白水社
サイモン・セバーグ・モンテフィオーリ著/染谷 徹 訳
http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=08045

 とても重い本だった。 内容もそうだが物理的に重い。 私はベッドで本を読むのだが、この上下巻は仰向けでは読めない。左右に横向いて本を置いて読むしかない。寝てても肩がこる。

 英国の40代のジャーナリストは膨大な資料と面談を通じて述べるソビエト連邦の独裁者の私生活である。それも若い時代は後編に託し、権力を握った革命後10数年後から晩年までの私生活が続く。 歴史的な事件は幻のようにしか記載されない。

 その間の、キーロフ事件、大飢饉、エジェフシチナというエジェフ内務人民委員長官による粛清、モロトフとリッペンドロップ協定、独ソ戦争、スターリングラード攻防戦、クルクス戦車戦、ドイツ降伏、ベリヤによる原爆開発、ジューコフ元帥事件、ユダヤ医師団事件・・・こういう歴史的な事象がなにか半透明の壁の向こうから ぼんやりと色づいているだけで、生々しい音も声も聞こえない。

 すべてがスターリン個人の視点から、妻と娘との愛憎と同じ感覚で、ガガーノヴィッチもミコヤンもモロトフもジダーノフもエジェフもベリヤもフルシチョフもマレンコフも、、さらにはローズベルトやチャーチルまでもが執務室や別荘に現れては帰るだけの人物でしかない。
 侍従や女中の方が存在感があるのだ。

これは何かに似てる。 どこかで読んだことがある。

「金正日の料理人---間近で見た権力者の素顔」扶桑社 2003年

 寿司職人の藤本健二が北朝鮮の工作員に誘われて数年間破格の報酬で平壌で金正日のお抱え料理人かつ遊び仲間でいた男だ。 彼は三冊の本を書いているがどこにも政治的な事象も国際的な事件もない。 あたかも政治的な無重力にいたようだ。
 また長男の金正男とその母成恵琳についての記述もないし、全く知らなかったようだ。
 それでも後継者と言われている金正雲とその兄と母高英姫については詳しい。そもそも三男が後継者だと断言したのは少年時代のキム・ジョンウンしか知らない藤本健二なのだ。

 このあたりにスターリンを最も熟知していたのが従官ポスクリョーブィシェフなのと類似している。
 金正日の死後の伝記が楽しみだ。

2010年6月12日土曜日

幹部合宿

お台場にある会員制リゾートホテル、東京ベイコートクラブに19名の幹部と泊まってきました。
http://baycourtclub.jp/index.html?frame=last
特徴的なコの字型をした屋上部分にスパやプールやレストランがある。

 メイン会議の21階ロイヤルスィートの他に分室および宿泊用の3室。 ここは全部屋がスィートなのだ。
 金曜夜の仕事終りから車で分乗、到着後すぐに会議を。10時からのルームサービスで12時すぎに全体会議は終了して、各部屋で課題をもって分科会。
 中期的な営業戦略を考える会で、夜中の3時4時まで話しあっていたチームもいたようだ。
 
 土曜から報告会。昼には終了。
 久しぶりの割には順調な議事進行と準備と撤収もなめらかだった。

 眠い。。
 

2010年6月11日金曜日

スティック・メン

スティック・メン2010日本ツァー
六本木STB139
06/10 18:30開演

 スティックが二人(!)とドラマーの三人組。そういえばスティックといえば普通にはドラムのバチをいいますね(笑) それでスティックメンか・・・途中のMCで気がついた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%AF
スティックベースの10弦と12弦、1タムタム、2フロアタムに複雑なシンパルのセット。

 ヴァイオリンの弓で弾いたり、ギターとベースのエフェクターを複雑に組み合わせ、ギターアンプとベースアンプが二組、、たった三人でこれだけの機器と分厚い音。

 あまりにも濃いジャンルだけに、中年の怪しげなオタクとまあ紳士だらけの店内。ふだんの雰囲気とはかなり違う。

 

2010年6月7日月曜日

「白夜行」

 来年、堀北真希で映画化されるそうだが、4年前のドラマ版の話。
それで「原作読んでるのだし字幕でないなら10話ほどなら軽い」と思ったが結構ちがう。ね

まあ脚本が違いすぎる。 だから悪いわけでもないけど。

 原作は、ヒロインとヒーロー?が「犯罪常習者というか精神異常者の二人の影」のようなカップルの叙事的な描写。推理小説というよりも 推測小説 としかいいようのない、証拠はないけど間違いない、というか現実世界の2チャンネラーのような狂気と異常性にあったのだが。
 主人公男女の心理とか内面描写がまるでない、原作のここがミステリなのだ。

 うーん、TVドラマ版ではあそこまで主人公たちが泣いたり悩んだりしないでほしかった。 そういう意味で脇役のキャスティングと演技が映える。
 山田孝之の甘いイケメンも羨ましい。

 脚本版での「太陽」とか「風とともに去りぬ」強調などはとてもいい。白夜というのも本来はこういう意図だったのかと再認識。反省
 原作は人にあげたので記憶だが、図書館司書、養母と友人への犯行も追加だったか。イケメンでセレブな嫌味な男が第二の探偵になるところも光る。
 ただ原作とドラマのどうにもならない時間差で、少年少女の貧しい下町がドラマでは非現実的になってしまった。その代わり、徐々にケータイが普及していくところとか、警察を警戒して二人は必ず  片方が公衆電話を使うなど演出に神経を使っている。時代でいえば後半でのITバブルでのブランドやIT企業がよく取り入れられている。
 東野圭吾には「どちらかが・・殺した」のような単行本では真犯人を特定しない形式の推理小説があるが、これはそれ以上。そもそも犯行だったかも最後まで明かさない形式。

 たぶん東野圭吾で現在は最高の小説だけに来春の映画が楽しみだ。

2010年6月2日水曜日

また・・

土曜の夜というか日曜に変わった頃に、
歌舞伎町でさんざん飲んで、歩いて帰ったと思うが、
最後の施設の細い階段があってそこで転びかけた。壁に右かどを打ちつけて、
頬にアザと額に傷。
折れかけたメガネはよく翌朝に防災センターに保管されていた。
うーん大丈夫かな。私は

あれから月曜火曜の予定もなくして沈んでいました。

西新宿8丁目プロジェクトはここまで進んでます。
ご苦労様です。