2010年7月13日火曜日

六本木の午後

昼から西麻布でコンサルと焼肉屋で会食。一本入るとだいぶ閉店が多い。

時間が空いたし新宿戻るのも億劫で本屋とスーツ注文それに散歩。
夕方はグランドハイアットで外資系保険。もう10年以上だが何の契約もないが、マメに顧客企業や面白い案件を紹介してくれる。まあ相手側から契約もらっているのだろうが助かる話。

また時間が空いたので森タワー50階で恐竜展を見る。

 そのまま49階のアカデミーヒルズに行く。ただし二階建てエレベーターなのでいったん下まで降りないといけない。

一橋大学大学院の楠木建教授「ストーリーとしての競争戦略」
http://www.academyhills.com/school/detail/tqe2it00000c7u67.html

途中まで本は読んでいたが、著者に直接に本に沿った話をされると理解力が違う。
というより飛ばし読みがしやすくなるので読むスピードがあがる。

●スタバ  第三の場所 効率より雰囲気。テンションが高くて時間の余裕ある客を選ぶ。銀座、大手町などを優先。わざと待たせる。直営店のみ。
●マブチモーター  標準化したモーターのみ。客の要望は無視。それによる効率、低コスト、季節指数の平準化。 玩具メーカーから家電などへの横展開。
●アマゾン  ECサイトの常識を無視した自社での在庫と自前の物流センターへの巨額投資。

など当初は周囲の反対を受けるような矛盾した施策で、結果的に物語性のある事業戦略となっている例を述べながら、ストーリー戦略の重要性を指摘する。

 いままでスカパーのBBT757で何度も受講したが、生で聞くのは違う。社会人に対してどんどん質問して平気で否定する講義は学生相手よりも厳しいかも知れない。

 仙台のやりすぎコギャルVSビッグスリーの究極のジャストインタイム は笑える。 TOYOTA幹部も驚いた数秒以内のITとクレーンを駆使したカンバン方式を大真面目にデトロイトでやっていたという。
 ただし著者も言っていたが、講義の面白さに比べて、本は少し冗長だ。