2010年7月18日日曜日

パワースポット

景気が悪くなるとこういう現象が流行るものですか。
 先月も経営コンサル会社の視察旅行なのにわざわざ3時間は遠出して長野県伊那市にある分杭峠という「磁場ゼロ」という場所に行って、90分何もせずに滞在した。細い湧き水だけの何もない場所。「気を感じる」「肩のこりが消えた」という経営者のいる中ひたすら退屈な時間。若い高学歴のコンサルもこういうのは弱いのですかね。

 日本列島の二つの大断層がぶつかり合ったフォッサマグナに位置した中央構造線上には諏訪大社、伊勢神宮が・・・だそうです。

 それを言うなら自宅の近所にもあるような・・・西新宿の十二社通りはもっと不気味なパワースポットではないだろうか。

 旧淀橋の高層ビル街とその周辺のタワーマンション群、それと対照的な幡ヶ谷や初台などの下町住宅地、まさにその断層が十二社通りだ。
 面するのは、江戸時代からの心霊スポットたる新宿中央公園の熊野神社と、それに対する去年閉鎖した十二社温泉。こんなところに天然温泉もおかしいし、整備された道路の割には爽快感とは真逆の湿度の多い昼なお暗い通り。

 自宅と会社を歩くには最短距離なのだが、あまり非合理でないつもりだったが、最近はほとんど歩かなくなった。

 (写真は、分杭峠へ行くには、路肩が悪くて大型バスから途中から乗り換えないといけないマイクロバス車内から)