2011年1月25日火曜日

妄想本

 しばらく前から歴史SFものという小説のジャンルがある。 今まで読んだことないが週末に本屋でみかけた「大日本自衛軍」野島好夫というのがあった。
 2015年に気象も天変地異も多発し、南米、アフリカ、インドシナ半島、カザフ地方などで戦争か内紛があり、モンゴルにチンギス・ハーンが蘇り中国本土に侵攻し、ホワイトハウスが爆破され、中国共産党書記長が暗殺され、日本の自衛隊が自衛軍に改変されて海外派兵され・・

 そのうち何の落ちもひねりもなく終わる。。という、とんでも本を超えた妄想でしかない内容で。 筋は退屈だけど40分で一冊が読める文体はいい、だけで意味ないけど。これ、かなり脳内に異常があるようだが、兵器の仕様とか政治組織などは妙に細かく、おそらく正確なのだが、話に関係付けもないし、記憶が飛んでいる所もあり、、
ズゴコーン バキューン ゴゴォーーーーーーーッ 
とか劇画のような擬音が連発する。

 妄想を抱いた統合失調症患者の脳内風景が読み取れる。あれらの「困った人たち」の衝動とか言動とかを垣間見れうる「良書」なのかも。

このブログと関係ない話だが 「メンタリスト」でも少し見るだけでは気がつかない、狂気の脳は本人でも、軽い知り合いでも、なかなか気がつかない。 ストーカー行為の被害者とか家庭内暴力でなければ・・
 社会が成熟して激しい競争がなくなればなくなるほど陰湿な狂気が増えるのでしょうね。